2023年03月10日
2023(令和5)年 第9週
(2月27日~3月5日)
~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要
【定点把握感染症】
「インフルエンザ 減少傾向続く」
第9週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,357例であり、前週比3.9%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、突発性発しん、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ5.71、0.47、0.32、0.19、0.13である。
感染性胃腸炎は前週と比べて1例減の1,108例で、南河内10.50、中河内6.85、堺市6.61、三島6.47、大阪市北部6.07であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は37%増の92例で、泉州・大阪市南部0.89、中河内0.70である。
RSウイルス感染症は21%増の63例で、大阪市西部0.70、大阪市北部0.64、泉州0.53であった。
咽頭結膜熱は39%増の25例で、大阪市東部0.36、南河内0.31、三島0.29である。
インフルエンザは30%減の3,085例で、定点あたり報告数は10.39であった。
北河内14.35、中河内13.16、三島11.76、南河内11.08、泉州11.00である。
~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、 全国でも2021年7,978例、2022年12,757例と急増している
【全数把握感染症】
「梅毒」
全国の梅毒の年間報告数は、2020年5,867例、2021年7,978例、2022年は過去最高の12,757例と増加している。
2022年は大阪府 では1,823例と、現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった2018年の1,188 例を大きく超えている。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。
梅毒(大阪府感染症情報センター)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら
【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年3月9日更新)