2023年02月24日
2023(令和5)年 第7週
(2月13日~2月19日)
~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要
【定点把握感染症】
「インフルエンザ 2週連続減少」
第7週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,528例であり、前週比2.6%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、突発性発しん、流行性角結膜炎の順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.64、0.41、0.21、0.19、0.15である。
感染性胃腸炎は前週比2%増の1,288例で、南河内11.56、大阪市北部9.00、中河内8.05、堺市7.50、泉州7.37であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は11%減の79例で、大阪市南部1.11、中河内0.90、泉州0.37である。
RSウイルス感染症は38%増の40例で、南河内0.56、大阪市北部0.50、大阪市西部0.40であった。
流行性角結膜炎は20%減の8例で、三島0.50、中河内0.40、大阪市南部0.25である。
インフルエンザは22%減の6,569例、定点あたり報告数は22.04で、北河内34.05、南河内29.33、大阪市北部23.90、中河内23.23、堺市23.07であった。
国内での第2週から第6週までのウイルス検出状況では、AH3が94%を占めている。
~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、 全国でも2020年5,784例、2021年7,873例と増加している
【全数把握感染症】
「梅毒」
全国の梅毒の年間報告数は、2020年5,784例、2021年は過去最高の7,873例と増加している。
2022年は大阪府では1,823例(2023年第7週時点)と、現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった2018年の1,188 例を大きく超えている。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。
梅毒(大阪府感染症情報センター)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年2月23日更新)